【ネタバレ注意】竜とそばかすの姫を観て~解釈編2~
こんばんは!
今回は、『竜とそばかすの姫を観ての解釈編2』となります。
内容としては”父との関わりと幼馴染のしのぶくんに関して“解釈し、お伝えしていきます!
鈴と鈴の父との関わりで私が一番気になったのは、回想シーンや母がこどもを助けに行ってしまうシーンで父が一緒にいたり、遊んだりしていなかったりとあまりにも父との関わりがなさすぎたという点です。
普通に考えると、鈴が幼いという点と、毎日夕飯食べるかどうか鈴に聞いていたので、父は仕事に忙しく、母が主に一緒に音楽を教えたり、遊んだりしていたのかなと思いますよね。
それにしても、1シーンたりとも父親とのシーンが母が亡くなる以前には描写がされていなかったことには意味があるように思います。
このことが、私は一人(ぼっち)という信じ込みを芽生えさせたもう一つの要因になったのではないかと推測します。
一方で、幼馴染のしのぶくんですが、入水しようとした鈴を助けたり、「言いたいことがあったら言えよ」と定期的に鈴に話しかけていたり、Uで本当の姿を出すきっかけになった発言をしていたりとまるでしのぶくんが父親の代わりをしているように感じられました。
父としのぶくんには共通点があるように思いました。
それは「支える立場」ではないかと考えました。
積極的に関わりを持つわけではないものの、鈴が困っているときに手を差し伸べる存在といて描かれていたのが印象的で、見守りつつ支える立場なのかなと思いました。
そして、少年たちを助けたあとのシーンで、父と向き合えたり、しのぶくんが「ようやく関係を変えられる(ニュアンスですが)、本当はこういう関係になりたかった」というように、支える立場としての役割を終え、本当の家族、友人(恋人未満?)として関われるようになっていったのだと考えられます。
ですので、父が母と鈴と一緒のシーンがなかったことと母の死以後に幼馴染のしのぶくんが関わり始めた(映像を見る限り)のは、母の役割を二人が継いでいたということです。
また、鈴が覚悟を決めて行動したことによる精神的自立が父と幼馴染のしのぶくんとの関係を変化させたことにつながったのです。
今回は、以上で締めます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございますm(_ _)m
まっちゃマークツーでした〜!🍵